こんにちは、トピ子です。
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
さて前回、運命の男(かもしれない)フジツーとの合コンを終えた私。
なんと2ヶ月後からアメリカ駐在が決まっている彼。
ぶっちゃけ、たった2ヶ月で結婚するほど距離を縮められるとは思えないけど、金と知性と欲に目が眩んだ私は、それでもワンチャンあるんじゃないかと諦めきれません。
ということで、どうしようかと悩んでいたら、合コン翌日に、早速彼からデートのお誘いがありました。
私、安い女なんであっさり快諾。
金曜夜に渋谷で飲むことになりました。
口説かれ慣れてないから口説かれると嬉しい
当たり前のように個室居酒屋が予約されていて、彼のエスコート上手さが伺えます。
しかもL字型で、なんかエロいわ。
この男、間違いなく口説き慣れてる。
私、飛んで火に入る夏の虫なんで、危険な香りのする男であっても、口説かれるの大好き。
というか、口説かれ慣れてないから口説かれると嬉しい。
私、安っい女なもんで、ビビッと来た男性であれば、個室居酒屋L字型だとドキドキしてしまいます。
無理な男性だと虫唾が走りますけど…。
告白された暁には、結婚までの道のりを確認せねば!
さて、とりあえずアメリカ駐在について掘ってみましょうか。
場所は? 任期は? 駐在ってなにすんの?
彼が行くのはシリコンバレーで任期は3年以上。
駐在の仕事はよくわかんないけど海外から来る人のおもてなしなど。
家族がいると帯同か単身赴任かになって面倒だから、独り身の彼が選ばれたそうです。
3年以上も海外生活するのか…。
彼が帰ってくるまで3年も待てるかしら…。
会えない時間が愛を育むとは言うけど、3年待った挙句結婚しなかったら、私は30代後半で放逐されるってことかぁ…。
付き合うなら結婚前提じゃないと嫌だわ。
告白された暁には、結婚までの道のりを確認せねば!
付き合ってすら言われてないのに先走って考える私。
この無駄な自信はいったいどこからくるのでしょう。
どうして私に声かけてくれたの?
さて、無駄な自信をさらに増長させるべく、最高にいい女ぶってる私、ズバリ聞きます。
「どうして私に声かけてくれたの?」
顔が好みだから以外にこの質問への模範解答なんてないと思うのですが、可愛い、ないし綺麗、と言われたいがためにこれをわざわざ聞く私。
「え? なんでって??」
ちょっと戸惑う彼。
ほら、早く言え! ルックスに自信をつけさせてくれ!!
「見た目が気に入ったから」
はい、可愛いいただきました!
とりあえずそれが聞けて気分いいから今日はもうオッケーです。
私には見える、グランドキャニオンでプロポーズされる未来が!
ほんで、話は「アメリカに遊びにきてよ」に入りました。
「アメリカって行ったことないけど、オススメの場所とかあるんですか?」
「グランドキャニオンを見せてあげたい。ほんと感動するよ!」
フジツーのプレゼンは続きます。
「空港まで来てくれればオレ車で迎えに行くし、宿もうちに泊まってくれればいいからさ。まぁ、さすがに何かすると思うけど! 小さな飛行機に乗って見るグランドキャニオンが最高なんだよね。一度見たら忘れられなくって、死ぬまでにもう一度絶対見たいんだ」
あぁ、私には見える、グランドキャニオンでプロポーズされる未来が!
完全なる油断がオタクスイッチを解放させる
さて、完全に油断している私、せっかく猫かぶって大人しくしてたのに、「グランドキャニオン」でオタクスイッチが解放されてしまいました。
私の中でグランドキャニオンといえば『ARMS』(by 皆川亮二)なんですよ。
高校生の時に読んで以来、ずっとこの目でグランドキャニオンを見たいと願っていたほど!
ついつい『ARMS』への熱い思いをしゃべって、しゃべって、しゃべり倒してしまいました。
「ちょ…ちょっと待って。なんか、すっごい喋るじゃん」
あまりにも熱く語る私に軽く引いてる(であろう)様子のフジツー。
おっといけない。彼は私の顔が好きなんだから、ちょっと黙ろう・・・。
なんとかフジツー夫人の座を射止めたい私、そう思って黙ったような気がします。
やばい・・・キスしたくなってきちゃった
さて、私が黙ったあたりで口説きモードに入る彼。
「手、握ってもいい?」
から始まりました。
私にはわかっています。
手を握って、その後は頬を撫でて、キスしたいって流れだろ?
その前に結婚を前提に付き合ってください、いただきますけどね。
久しぶりのロマンス。
グランドキャニオンでのプロポーズに向け、とりあえず握手から始めるぜ! とばかりに「え〜(笑)。まぁ手くらいならいいけどぉ?」といい女ぶる私。
気を良くしたフジツーはさらに続けます。
「俺すぐ触りたくなっちゃうんだよね」
ふふ、男ってバカね。
すでにだいぶイタい感じになっていますがこの後、更なる失敗を犯します。
それについてはちょっと長くなってしまったので、また次回お話したいと思います。
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