こんにちは、トピ子です。
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
さて前回、婚活居酒屋「四万十」の占い師に「あなた近いうちに猛烈に求婚されて結婚するわよ」と言われた直後にナンパしてきたハイスペアラフォー「フジツー」との合コンに挑んだ私。
この合コンにて、ハイスペならではの驚きの事情にぶち当たることになります。
男は好きでもない女はサラっと口説く
「こいつ、遊んでるように見えるかもしれないけど、結構ちゃんとしてますよ」
同僚は語る、フジツーの私への熱い思いを。
「四万十でも、ずっとあの子と話したいって言ってましたもん」
自分だったら「おいやめろって。汗」となるところですが、フジツーは「そうそう」と恥ずかしがることもなく相槌を打ってきます。
「本当は二人で会いたかったんだけど、二人はちょっとって言うし、こいつら(同僚)も合コン組めってうるさいから、今日この場を設けたんだよね」
サラっと言うあたり「正直ちょっと遊んでそうだなぁ」と思わなくはなかったのですが、金と知性に目が眩みはじめている私、「今まで散々遊んできたけど私にだけは一途」という少女漫画的なミラクルを期待してしまいました。
今ならわかる。
男は好きな女は恥ずかしくてなかなか口説けないが、好きでもない女にはそれができるということを。
俺、再来月からアメリカなんだよね
仕事の話になったとき、フジツーから衝撃の発言が。
「俺、再来月からアメリカなんだよね」
え? どういうこと??
「転勤。海外駐在が命じられてんの」
さすがエリート! MBA取得に向けて勉強しているだけあるわ。
「英語ペラペラってことですか?」
もっと他に聞くべきことあるだろって感じですが、私の第一質問はこれ。
英語ができる人って無条件で憧れる。
英語喋ってるだけでかっこよく見えちゃうのが、英語できない女あるあるです。
「まぁ・・・日常会話程度はね」
サラっと言いのけるフジツー。
「トピちゃん遊びに来てよ。俺アメリカ案内するから!」
アメリカ未上陸の私、なぜかここでテンションアップ。
フジツーと付き合ったら、アメリカを案内してもらえる。
宿代もただ。
金持ってそうだから彼女になれば航空券代も出してくれそう!
うまくいけばそのまま未来の駐在妻として海外生活!?
浅ましい妄想が膨らみます。
なるほど、彼はもうすぐ海外に行くから、急いで日本で彼女を作ろうと励んでいたのね!
そりゃ、こんだけのハイスペだけど婚活居酒屋なんかにいるわ!!
冷静に考えれば、まともな男は普通、2ヶ月後にアメリカ行くのに今から彼女なんて作らないって分かるんですけど、金と知性に目が眩んだ私は無理矢理自分を納得させにかかりました。
まぁ、恋ってそうよね。
とりあえず付き合わないとやれないから付き合う
合コントークはさらに互いの恋愛事情に進みます。
どのくらい彼女(彼氏)がいないのか、今までの交際人数はどのくらいか。
フジツーの彼女いない歴は3ヶ月、交際人数は11人。
38歳で11人が普通なのかどうかはわからないけど、対する私はモテないと思われたくなかったので、いない歴は1年半(本当は5年)、交際人数は4名(交際日数:1日、2週間、8ヶ月、一人は架空)と嘘を並べました。
4名くらいだったら、そんなにモテない感出ないかな、と思ったのですが、フジツーには「え? 少ないね。意外」と言われてしまいました。
実際、きちんと付き合った彼氏は1人しかいないので、とりあえず本当のことを言わなくて良かったと思いました。
ちなみに同席した先輩は数年前から婚活中だったのもあり15名、さらに彼の婚活中の同僚(バツイチ)は50人と常軌を逸していました。
50人・・・50人ってマジかよ。
フジツー本人よりも50人の詳細が気になるわ。
後日友人が考察していたのは、「とりあえず付き合わないとやれないから、付き合ったんじゃないの?」とのこと。
女子たちよ、このパターンもあるようなので、重々気をつけましょう。
ワルってかっこいいじゃん?
ということでなんとなく危険な香りがしつつ、フジツーへの淡い恋心が芽生えた状態で合コンも終了。
再来月アメリカに行く彼と関係を進めるべきか、それとも別の男を探すべきか。
実はこの時期にはすでにマッチングアプリでの婚活を始めていて、航空自衛官の男性ともデートをしていました。
婚活居酒屋で占い師が言った「猛烈に求婚されて結婚する彼」はこの航空自衛官のことだと思ったほど(そんなに猛烈に口説かれてないけど)。
条件的にはどう考えてもフジツー。
でも、もうすぐアメリカに行く彼の本気度がよくわからない。
ということで帰りの電車で洗いざらい先輩に相談しました。
「アメリカ案内してくれそうだし、休み取れるなら行ってみなよ〜! でもこの航空自衛官も、プロフィールに『すぐ結婚したい』って書いてるしいいかも。とりあえず並行かな」
そして先輩はこうも言いました。
「フジツー、ちょっと悪そうだけどさ、ワルってかっこいいじゃん?」
そう、ワルってかっこいいんです。
ワルをかっこいいと思ってしまうからこそ、私たちがいい歳こいて独身なんですけど・・・。
なにはともあれ航空自衛官の彼については別でお話しするとして、フジツーとの恋はもう少し続きます。
ということで次回へ。
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