こんにちは、トピ子です。
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
高学歴なイケメンスポーツマンの兄から、「大学の後輩がお前を紹介してくれと言っている。食事だけでも一度行ってやってくれないか」と言われ、なにそれ胸熱! と思いながらホイホイ会いに行った私。
食事自体はとても楽しかったのですが、先輩に妹を紹介してもらうというリスキーな行為をする割にあまりがっついてこないところに若干の違和感を覚えました。
もっとも、こちらとしてもそんなに心ときめかず、もう会うこともないかなぁと思ったのですが、他にめぼしい男もいないで「とりあえず3回は会っておけ」という婚活マニュアルよろしく、2回目の飲みに行くことになりました。
その気がある男は向こうから誘ってくる
今だから言えるのですが、男は好意のある女には自分からデートに誘います。
それは出会いが何であっても普遍のもの。
この彼、初回のデートで「機会があったらまた」と言ったまま、なんとなく連絡は取っていたものの向こうから誘われることはありませんでした。
この時点でこの男には私に好意はないと気づくべきだったのですが、せっかく兄が持ってきてくれた話だったので、もう少し引っ張りたい気持ちがありました。
だって、高学歴なスポーツマンですよ?
顔はタイプでなくても、よだれ案件じゃないですか。
2回目は何かあるかもしれない・・・という淡い期待を寄せ、彼との居酒屋デートをリトライすることにしました。
強面の女に「怖そう」と言うと嫌われるよ
さて、またしても仕事終わりに居酒屋です。
誘ったのは私でしたが、今回も彼は一推しの刺身旨い系居酒屋に連れて行ってくれました。
前回は初回というのもあって、営業らしくいい気分にさせる発言が多かった彼ですが、2回目、しかも私から誘ったから油断したのか、失礼発言が増えました。
例えば「トピ子さんって怖そうだよね。後輩いびってんじゃないの?」とか「声ハスキーだけど酒焼け?」とか。
超失礼じゃないですか?
人生の中で「イジリ」と称してこういった失礼な言葉を投げつけてくるやつに結構遭遇してきましたけど、マジ、ノーセンキュー。
仮にも先輩の妹に対して失礼すぎんだろ。
失礼だと思わずに言ってるのなら、それはそれで頭が悪くて嫌だわ。
余談になるけど、怖そうな見た目の女に「怖そう」と言うのはよくないですよ。
自分なら「意外と繊細そう」「誤解されやすそうだけど優しいでしょ」あたりを言われると喜びます(ちょろい)。
まぁとにかく、1回目でピンとこなかった彼、2回目では若干嫌いになりそうでした。
この人なんでこんなに余裕あるんだろ
それにしても先輩の30過ぎの妹を紹介してもらうだなんてリスキーな行いをしている彼女募集中の男の割に、この余裕は何なんだ?
既婚・・・?
いやいや流石にあり得ないっしょ。
これで既婚者だったら兄貴ポンコツすぎるって。
何が引き金だったのかは忘れちゃったんですけど、ちょっとピンときちゃって「あれ? もしかして彼女いる?」と聞いたんですよ。
したらね、したら彼の返事はまさかの「YES」。
兄の手前、なるべく好感度は下げないようにと心がけていたのですが、これにはさすがに動揺してしまい、とりあえず落ち着こうと彼が吸おうとしていたタバコを1本ぶん取り、ひと吸いして気持ちを落ち着けてから「どういうこと?」と事実確認に入りました。
犯人、お前かよ
猫男編を読んでいただいた方は薄々分かってると思いますが、私、真実を追い求めちゃうタイプ。
しかしあまり失礼な態度を取って兄バレして苦言を呈されるのは困るので、あくまで冷静に話を聞くとしよう。
さて、なぜ君は彼女がいるにもかかわらず、先輩に妹さんを紹介してくれと言ったのか。
まずはそこを確認するため「どういう話で私と会うことになったの?」と聞いてみることにしました。
彼の答えはこれだ↓
いつも野球部の飲み会になると、「妹が結婚はおろかずっと彼氏がいない。心配だ」とこぼしていた。
この前の飲み会で急に「お前、トピ子どう?」と聞かれた。
何のことだかわからず「いいんじゃないですか?」と適当に答えたら、「一回でいいから食事に行ってくれ」と頼まれた。
・・・
兄貴よ、犯人はお前だったのか・・・。
トピちゃん赤っ恥だよ。
ってかお前、私の恋愛遍歴なんて20歳くらいまでのしか知らんやん。
なんで「ずっと彼氏がいない」が確定されてんだよ(実際いないけど)。
とにかく、これを聞いた私、流石に「あなたが私を紹介してくれって兄に頼んだんじゃないの?」とは言えず、「え・・・そういう話になってたんですか?」と、予想外だというリアクションしかできませんでした。
なんで断らなかったんだよ
しかし解せない。
普通、先輩から頼まれたとはいえ彼女いたら断るっしょ。
ってか、先輩の妹だからこそ、余計に断るっしょ。
兄貴も確認しろよ・・・と思いつつ、なぜ彼女がいることを兄に言わなかったのかを聞きました。
そしたらまさかの「聞かれなかったら」。
なるほど〜。聞かれなかったら言わなくてもいいんだ〜。
じゃあ聞かなかった兄貴が悪いな〜。
・・・じゃねぇよ!
私なら聞かれなくても言うわ!
兄貴、舐められすぎだろ。
妹として恥ずかしいわ!
まぁ何にしても彼女持ちの男とか絶対ないわ。
「誘ったくせになんですけど、私なんかと飲んでないで彼女と仲良くしてくださいよ」と自分的には大人の対応を心がけました。
乗り換え相手お断り!
さて、私の目の前にいるのは彼女がいるにもかかわらず先輩からのオファーに乗って、モテなくてモテなくて困っているかわいそうな先輩の妹を紹介された男。
恥ずかしいのとムカつくのとで正直今すぐ帰りたいけど、兄の手前あまり失礼な対応はできない。
ちょっと困ったなぁと思いながら、彼から取り上げた3本目のタバコを燻らせていると、何を思ったのか突然「彼女、俺が結婚したいって言っても受けてくれないんだよね。正直早く結婚して子供も欲しいのに・・・」と自分語りを始めました。
要は、彼女はいるけどうまく行ってないから、乗り換えた方がいいかなぁと思っていたら、先輩からオファーがあったので受けてみたってことですね。
その上で「トピちゃんは子供欲しいとか思わないの?」とか「何ならトピちゃんの友達紹介してよ」だの失礼に失礼を重ねる彼。
一瞬、「交換条件で別の男を紹介してもらうのもありかも・・・」と思ったのですが、このパターンでいい男を連れて来てもらえたためしがない。
「次探すならとりあえず今の彼女と別れてからじゃないですか?」と、クソ真面目な返答をした上で、適当なところで切り上げて家路につきました。
心の友よ私の愚痴を聞いてくれ
やはりいい男は若いうちに目ざとい女に刈り取られているんだな・・・。
と多方面で心が傷ついた私。
もうここは同じく独身彼氏なしの心の友に電話で愚痴るしかない。
愚痴って愚痴って愚痴りまくってやる!
と、興奮気味に今日あったことをまくし立てる私に対し、心なしか上機嫌な友人。
そういえば最近どうなの? と話を振ったら友人からはまさかの一言。
「あんなぁ・・・私・・・彼氏できたぁ」
お前の相槌、心なしか語尾に音符がついてると思ったらそういうわけかよ!
惨めだわ!!
超自分勝手な話ですが、羨ましいやら空気読めやらで早々に会話を切り上げました。
男、アホなんか?
さて、私は怒りの矛先をどこに向ければ良いのでしょう。
はじめは彼女がいるのに私と会いに来た後輩男にムカついて仕方がなかったのですが、私の非モテを酒のネタにし、その場にいた後輩とくっつけようと適当な画策をした兄にも腹が立ちました。
もう少し若ければ兄に抗議していたところですが、そんな恥ずかしいことはできないので、兄から聞かれない限りこちらから何か言うことはありませんでした。
その後この後輩男と兄の間でどんなやりとりがあったのか、なかったのかは謎ですが、兄から何か言われることはありませんでした。
自分としては正直、もはやどうでもいいのですが、この後輩男、3ヶ月くらいしてから「結局別れちゃいました〜涙。良かったらまた飲みにいきましょう。もしくは飲み会お願いします!」と連絡してきました。
どの面下げてって感じじゃありません?
確かに「次探すなら別れてから」とは言ったけど、別れてすぐ私に連絡してくんなよ。
もう会うこともなかろうと思った男が数ヶ月後に連絡してくる現象、何なの?
ワンチャンあるとでも思ってんのかよ。
その後も何回か自分語り系と近況報告の連絡はいただきましたが、二度と会うことはありませんでした。
ということで、兄から紹介された男は彼女持ちで、信頼できる人からの紹介でもいい人とは限らないことを学びました。
ちなみに、紹介元がいい人ではなかったパターンもあるので、それについては次回のブログでお話ししたいと思います。
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