G-P03X4CB4W0 G-3LJCM3T111 猫男⑦:決戦は金曜日3〜オヤジ以外の男に初めて怒鳴られた夜〜 – トピ子の婚活後記

猫男⑦:決戦は金曜日3〜オヤジ以外の男に初めて怒鳴られた〜【婚活リアル体験談10】

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猫男

こんにちは、トピ子です。

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

さて前回、猫男宅へ乗り込んだ私。

数々の物的証拠から「猫男は女と住んでいる」「私は浮気相手候補だった」という知りたくもない(恐らく)真実に気づかされました。

今考えたら彼女でもない私にそんな権利はないのかもしれませんが、もう猫男を徹底的に追求してやらなければ気が済みません。

ということで今回は追求編。

苦い記憶を呼び覚まし、赤裸々に語らせていただきます。

こいつ、どう料理してやろうか

さて、どう切り出そうか。

いきなり「どういうことよ!」と物的証拠を示して追求するのはあまりに子供っぽい。

小学生の頃から愛読している『金田一少年の事件簿』では、探偵は手の内を全て晒さず、暗に「もう全部わかっているんだけどね」ということを犯人にさりげなく提示しながら、じわじわと追い詰めておる。

ということで、とりあえず冷静に、冷静に話をすることにしました。

洗面脱衣所から出た私を見て、「あれ?」という顔をしたアホ面の猫男。

まぁそうよね。

だってどう見ても風呂入ってないもん。

トピ「私、やっぱり帰るね」

猫男「え!? なんで??」

トピ「だって、猫男くん、やっぱり彼女いるっぽいし」

猫男「いないって言ってんじゃん・・・」

トピ「ちょっと話したいんだけど、いい?」

もしかしたら、猫男はこの時点ですでに帰って欲しかったのかもしれません。

でもそんなの関係ねぇ。

真実を追い求める、もとい、猫男に真相を吐かせるために、とりあえず猫男宅のリビングのソファに猫男と向かい合う形で座りました。

あの手この手の苦しい言い逃れ

ひとまず、「なんかお風呂場にメイク落としあったんだけど・・・」と、明らかな物的証拠から示してみました。

すると「メイク落とし? あぁ〜あれかぁ。間違えて買ったんだよね。全然減ってないでしょ?」と悪びれもせずしれっと私の思い過ごしにしようとしてきました。

一瞬、「そうなの?」と信じそうになりながらも、あとに控える物的証拠が私を現実に引き戻します。

トピ「ストレートアイロンは?」

猫男「アイロン? あぁ・・・あれね。恥ずかしいから言いたくないんだけど・・・」 

トピ「彼女のやつじゃないの?」

猫男「だから彼女はいないって! 見てのとおり僕くせ毛だから毎朝前髪伸ばしてるんだよね・・・」

え? 本当に??

半笑いの猫男は、嘘くさいけど本当っぽい言い逃れを続けます。

しかしBBクリームについて聞いたあたりから半笑いから面倒臭そうな顔に変わっていきました。

まず「BBクリームって何・・・?」みたいな。

なんで(自称)自分で買ったものなのに知らねぇんだよ・・・。

「ファンデーションみたいなやつ。洗面所にあったけど、持ってこようか?」

あぁ、私ってなんて親切な女なんでしょう。

さすがに男の部屋にBBクリームがあることに「女」以外の理由はないでしょ。

早く認めちまえよ・・・。

しかし、「ほんと恥ずかしいから言いたくないんだけど・・・」とまだ言い逃れが続きます。

なんと猫男が言うには、喧嘩して顔にアザができ、隠さないと仕事に差し支えるから買ったそう。

ほんで「治ったあとは使わず放置していたから全然減ってないでしょ?」と。

どこまでも言い逃れる猫男。

頼むから「彼女と住んでる」「僕、結婚してて」のどっちでもいいから早く認めてくれ!

ってか、言い逃れるなら「ちょっと前に別れた元カノの」とかにしとけよ!!

猫男、お前はバカなのか!?

私ももう辛い!!!

これはもう、最後のカードを出すしかない・・・!

頼む! もう認めてくれ!!

トピ「ごめんね。つい気になっちゃって洗面所の壁面収納の中、見ちゃったんだけど・・・」

猫男「エッ!!??」

トピ「すごいたくさんの使いかけの化粧品があったよね・・・」

猫男「女の子ってそういうところ勝手に開けたりするんだ・・・」

ひどく面倒臭そうに頭を掻きはじめる猫男。

それに対して私は「この家に女の人が定期的に来てるとかじゃなくて、もはや住んでるんじゃないの?」という核心を突く質問で追い討ちをかける。

頼む! もう認めてくれ!! 認めてくれたら帰るから!!!

しかし私の願いは虚しく、猫男はなおも言い逃れをしました。

猫男「本当に恥ずかしいんだけど・・・あれ全部自分で買ったんだよね」

トピ「え?? どういうこと???」

猫男「僕、肌が弱いからいろいろ試してみたくって・・・。ほら、そこにAmazonの箱あるでしょ? お店で買うのは恥ずかしいからネットで買うようにしてるんだよね。どれもほとんど使われてなかったでしょ?」

えーーーーー!!??

そんなことあるーーーーー!!???

え? マジで?? これマジで白なの???

いやいやおかしいって。

仮に今までの言い逃れが全て真実だとしたら、それはそれで嫌だわ。

男のくせにくせ毛を気にして朝からアイロンで前髪伸ばして、いい歳して喧嘩して顔にあざ作ってBBクリームで隠し、敏感肌のお手入れのためにデパコスをAmazonで買って試すとか、下半身はオスのくせに心は乙女かよ!

私ですらしねぇわ!!

ついにブチギレ

なかなか女の存在を認めようとしない猫男に痺れを切らした私が「元カノの、とかじゃないの?」と謎の助け舟を出すも「違うよ」と否定。

なかなか落ちない猫男。

しかし、「まさか奥さんがいて、里帰り出産で今いないだけとか?」と私が考える一番嫌なパターン(不倫→慰謝料)を提示した瞬間、猫男が突然笑い出した。

「そんなパターン考えてたの? ないないwww あるわけないじゃんwww 想像力豊かすぎでしょwwwww」

え? 何で急に笑ってんの??

突然の高笑いは藤原竜也くんにしか許されてないよ?

怪しい・・・怪しすぎるぜ猫男・・・。

痺れを切らした私、ついに最後の攻撃に出ました。

「じゃあさ、私がスマホ見してって言ったら見せられる?」

今思うと、彼女でもない家に押しかけてきた女のくせに「スマホ見せろ」はないだろって感じだけど、当時の私は真実を追い求める自分が正義だと思い込んで、つい言ってしまったのです。

これ対して、とうとう猫男の怒りが爆発。

「はぁ!? っだよそれ! じゃあもう帰れよ!!」

あの時の怒りに満ちた猫男の目、今でも忘れられません。

怒鳴ったね・・・怒鳴った。

オヤジ(父)以外の男に怒鳴られたことないのに!!

過去話として話す時には心の中のアムロ・レイをご披露するところ。

しかし、その日その時の現場の私にそんな余裕があるわけない。

よく考えたら、よう知らん男の部屋にノコノコやってきて、怒らせてる私、ものすごくヤバくないか?

もしこの男が危険な奴だったら、これ以上怒らせたら命が危ない。

「都内勤務の会社員(32歳女性) 婚活で知り合った既婚男性宅で殺害」とかでニュースになったら

親が泣くわ。

そして、ネットの餌食となって、「32歳の婚活女子www 必死すぎてヤバたん」だの「女子というには歳を取りすぎている」だの色々言われるやつ。

あと、自宅にある全キャラ全エンディング攻略済みの『ときめきメモリアルgirl’s side』シリーズを遺品として親兄弟に見られるとか、恥ずかしすぎて死ぬに死ねない!

とりあえず生きて帰るためにも猫男の怒りを鎮めなければ!!

ひとまず怒りを鎮めなければ・・・!

ついに猫男をブチギレさせてしまった私。

ここでキレ返したら命が危ない(かもしれない)ので、とりあえず猫男の気が済むまで怒りを受けとめることにしました。

猫男「だいたい、今日は飲みたい気分じゃなかったのに僕んち方面まで来るとか言うから断れなかったし!」

トピ(た・・・確かに。乗り気ではい猫男を誘ったのは私だわ)

猫男「家だって今日は来てほしくなかった!」

トピ(お前、嬉しそうにしてたやん)

猫男「それで来た挙句、家探しされてさ!」

トピ「ご・・・ごめん・・・なさい

(とりあえず謝っておこう。確かに調子に乗りすぎたかもしれない)

猫男が彼氏ならともかく、これまでのやりとしで彼氏になることは明確にお断りされている。

でも解せない。

好きなら付き合うし、好きではないならなぜ毎日LINEをくれるのか。

面倒くさくないのか?

「あんなに毎日連絡くれたら勘違いしちゃうんだけど・・・私のこと、全くなんとも思っていなかったの・・・?」

まだ少しの希望にすがりたい私、よせばいいのについ聞いてしまいます。

これに対して猫男は「僕が毎日連絡することでトピちゃんが変な気持ちになるなら、もう連絡しないよ」と勘違いした私が悪いかのように吐き捨てました。

今なら、猫男は私を程よくキープしときたかっただけだってわかります。

でも、現場の私はあまりの出来事に思考が追いつきません。

時刻は午前3時。始発まであと2時間。

今思えばファミレスとかネカフェとか、始発まである程度安全に時間を潰す場所はいくらでもあったけれども、混乱状態の私はせめて始発までの2時間はここに置いてもらわなければ・・・と考えてしまいました。

恋、終わる

結論から言うと体は許していません。

よく覚えていないのですが、とりあえず私が悪かったという体で仲直りしよう系の話をして、リビングのソファで寝る感じになり、この期に及んで猫男はちょっとヤろうとしていましたが、少し抵抗しただけで引き下がりました(良かった・・・)。

合意の上でないと犯罪になってしまいます。

猫男にもそのへんの理性は残っていたのでしょう。

そんな攻防のあと、早朝なのもあり猫男は力尽きてイビキをかいて寝てしまいました。

そしてその姿を見ているうちに、私の恋心も徐々に冷めていきました。

仮にここで私が頑張ったとしても、手に入るのは追い詰められてキレるような男か・・・。

いらないな。頑張る価値ないな・・・。

長い夜が明け始発の時間になったので、一応、猫男を起こして帰ることを告げ、猫男宅をあとにしました。

猫男は一応玄関まで来て「ごめんね・・・」と呟きましたが、玄関を閉めたら即施錠していて、感じ悪くてちょっと笑えました。

気持ちの整理がつかなくて、めちゃくちゃ迷惑な話ですが、仕事でいつも6時前に起きている心の友Sに連絡をしたら返って来たので、駅のホームから電話して泣きつきました。

あんな早朝に対応してくれたSには感謝の言葉もありません(私だったらまず起きない)。

的を得ない私の話を聞かされたSは、はじめは謝って仲直りするよう勧めてきましたが、昼過ぎくらいになって「よく考えたら音楽のために大学中退して、結局モノになってない中途半端な男にトピはもったいないって」と言ってくれました(原文ママ)。

帰り道のことはよく覚えていませんが、相当なショックを受けた私。

帰宅後は徹夜明けなのに眠れず、一日飲まず食わずでベットの上から動けませんでした。

当然ですが、もう猫男からは定期連絡は来ません。

あぁ・・・本当に終わったんだな・・・。

涙すら出ません。

まぁそんなこんなで、とにかく猫男との恋は終わりを告げました。

実はこの話には後日談があるのですが、それについては次のブログでお話しします。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。

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