G-P03X4CB4W0 G-3LJCM3T111 猫男⑧:エピローグ〜これでおしまい〜 – トピ子の婚活後記

猫男⑧:エピローグ〜これでおしまい〜【婚活リアル体験談11】

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猫男

こんにちは、トピ子です。

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

さて、前回のブログで猫男との恋が終わった私。

比較的温室育ちというか、臆病故にあまり人に踏み込んでこなかったからか、30年以上生きてきて、こんな修羅場は経験したことがありませんでした。

結局彼の正体はよくわからず、真実は闇の中・・・。

ドラマや漫画みたいにすっきり終わるわけでもなく、しばらくはモヤモヤに悩まされました。

何はともあれ、この猫男との恋で深く傷ついた私ですが、事件から2日後くらいには少し元気を取り戻しました。

一応きっかけみたいなものがあって、自分的には印象に残っているので、この記事でお話ししたいと思います。

とにかく自分が恥ずかしい!

猫男宅から無事帰宅し、ベットに横たわり飲まず食わずで1日過ごした私。

その間、数人の友人に話を聞いてもらっているうちに、徐々に頭が整理され、猛烈に恥ずかしくなりました。

いい歳して、明らかに怪しい男から誰にでも送れそうな浅〜いLINEが毎日来たくらいで夢中になって、コロッと騙されそうになって家まで乗り込んで怒鳴られちゃってさ・・・。

恥ずかしすぎじゃない?

よく考えればわかるじゃん。

いい気になって年下男を転がしてる魅力的な年上女ぶって、ホント自分が恥ずかしいよ。

最終的にはうまくあしらえずにキレさせて、それにビビってご機嫌とりして。

無傷で帰ってこれたから良かったものの、犯罪に巻き込まれていたかもしれないし、私って本っ当にあさはかだったな・・・と。

猫男への怒りとか失恋の痛みとかではなく、簡単に夢中になってホイホイついていった自分に対する自責の念にかられました。

最悪のテンションのまま友人の結婚式のため北の大地へ

猫男宅に突入したのは金曜日で、土曜の早朝に帰宅し、その日は1日ベットから降りれなかったのですが、実は月曜(祝日)に遠方で友人の結婚式が。

前日入りして久しぶりに友人カップルと食事を予定していました。

一昨日までは頭の中お花畑状態だった私、「実は年下の彼氏ができたのぉ〜」と惚気る気満々だったので、「ご飯楽しみ! 報告できることあるかも♪」とフライングしてしまっていたのですよ。

あぁ・・・どうしよう。

いい歳して既婚者に騙されていたかもなんて、恥ずかしすぎて言えない・・・。

とはいえ結婚式をぶっちするわけにもいきません。

ということで翌日ベットから這い出した私は、友人の結婚式が行われる北の大地に向かったわけであります。

とにかく北の大地に到着した私。

友人カップルの彼氏の方は仕事の都合で夜に着くとのことで、彼女の方と昼過ぎに落ち合いました。

「で、報告って何〜?」とワクワクな様子の彼女ちゃんに対して、「ま・・・まぁそれは彼氏くん来てからでいいっしょ」と処刑の時をなんとか引き伸ばそうとする私。

普段の私だったら聞いてもらいたいほどのいい話があれば、壊れたラジオかよってくらいエンドレスリピートするのに、あまり話したがらないので彼女ちゃん的にもちょっと変だな・・・と思ったようで、それ以上は突っ込んできませんでした。

程なくして彼氏くん到着。

彼女ちゃんが明日つけるピアスを忘れたと言うと、「見にいこうぜ。買ってやるよ」と相変わらず優しい彼氏くん。

二人は学生時代からの付き合いなので、打てば響く関係。

いいなぁ・・・。

ひとまず彼氏くんがホテルに荷物を置きに行くというので、一旦解散して、夕食どきに再度待ち合わせをして肉を食べに行くことになりました。

持つべきものは友達だなぁ

肉を食べながら、「で、報告って何? なんか今日元気ないけど」と問いかけるカップル。

ついに処刑の時が来てしまった・・・。

彼氏くんも彼女ちゃんも基本的には優しいけど、性格はけっこうキツめ。

だもんで正直「お前いい歳して何やってんだ!」と怒られることを覚悟していました。

あと、学生時代から付き合っているリア充の二人には「婚活をした」という事実はどうしても隠したくて、「合コンで知り合った友達の友達の女の子に呼ばれた合コンで知り合った」とフェイクを入れました。

私の報告はこんな感じ↓

「合コンで知り合った年下の男から毎日朝晩連絡が来て、てっきり自分に気があると思ってたんだけど、2回目にご飯食べにいった帰りに『家に来ないか』と誘われたから自分のこと好きなのか聞いたら、『君はモテそうだから僕にはもったいない』的なことを言われた。その後水族館デートもして、一昨日ちょっと乗り気じゃなさそうだったんだけど飲みに誘って、なかなか付き合おうとも言ってくれないから家が見たくなって家まで行ったら、女と住んでいるであろう証拠がザクザク出てきて、追求したら怒鳴られた」

で、一通り話終えた後に、「正直変だな・・・って思うところはたくさんあったんだよね。だから、二人にこんな話したら『30すぎて何やってんのよ・・・』って呆れられちゃうんじゃないかな・・・って」と親に怒られる前の子供のように涙目でうつむく私。

自衛とかではなく、リアルに呆れられる覚悟をしていました。

しかし予想に反して(失礼)二人はマジで天使でした・・・。

「いや、そんな毎日マメに連絡されたら私だって勘違いするよ・・・」と哀れむ彼女ちゃん。

そうか・・・勘違いしても仕方がない案件だったのか・・・。

彼女ちゃんの様子に嘘はないし、むしろ「その男、なんなの・・・。そんなことある?」とひどく驚いている様子。

そして彼氏くんも「まぁ聞いてる限りトピに非はないかな。強いて言えばもうちょっと早く気づくべきだったかもしれないけど」と。

そして「っていうか、『君は魅力的だから俺にはもったいない』とか言う男、めっちゃ嫌なやつやぞ」と苦々しく吐き捨てました。

「そんなこと言われたら女の子は嬉しくなってしまうやん? で、トピみたいに頑張っちゃうけど、そもそも『俺にはもったいない』と思えるような女だったら他の男の手がつく前に手に入れようとするのが男ってもんだからな」と。

この二人、比較的恋愛については知り尽くしている感があるのですが、それでもイレギュラーな案件と受け止めてくれ、私は浮気男に騙された馬鹿な女ではあるけれども、比較的特殊な経験をした方だと思え、単純ながら心が救われました。

あぁ・・・この二人に話をして良かった・・・。

ほんで気を取り直して、美味い高級肉を思う存分食べ、「トピは美味しそうに食べるから一緒にご飯食べて楽しいね」と悪魔のツラを被った天使の彼女ちゃんに心癒されながら、楽しい夜を過ごしました。

男友達の結婚式で盛大に涙ぐむ32歳

ということで翌日、学生時代からの男友達の結婚式に参列。

大事件の直後だったもののお祝いの気持ちにはブレはありません。

「私にはこんな幸せな瞬間は訪れるのだろうか・・・」「どうして私だけ当たり前の幸せが来ないのか」という気持ちがたまに押し寄せてきましたが、素直に友人の幸せそうな姿は嬉しかったように思います。

参列したことのある方はわかると思うのですが、結婚式には泣かせる演出が要所要所用意されていて、MAX情緒不安定な私は、期待通りにめちゃくちゃ泣いてやりました。

周りに「トピ今日よく泣くなぁ・・・」と心配されましたが、友達カップルが「まぁ、トピは仕方ない」とフォローしてくれてた気がします。

ちなみに、後日新郎から「うちの親がトピさんすごい泣いてたけど何かあったのかしら・・・って心配してたぞ?」と言われるくらいの泣きっぷりだったようです。

新郎には「実は私のこと好きっぽい男がいたんだけど、結婚式の二日前に既婚者だったっぽいことが発覚して情緒不安定だった。大事な結婚式に味噌つけて本当に申し訳ない」とお詫びしました。

新郎新婦、ホントすみません・・・。

まぁなんやかんやありましたが、そんな結婚式にて、自分的には奇跡が起こりました。

神はまだ私を見捨てていなかった

ことは披露宴の終盤のブーケプルズ。

てっきり新婦側のゲストしか呼ばれないもんだと油断していたら、新郎側のゲストも呼ばれました。

新婦のゲストはみな20代、こちら彼女ちゃん以外は彼氏なしの30代。

男友達から「おい公開処刑だぞ〜!笑」「何がなんでもブーケとってこいよ! 根性見せろぉ!!」と若干の辱めを受けながら、処刑台に向かう私。

あぁ恥ずかしい恥ずかしい・・・と思っていたら、なんとブーケ当たりました!

新婦さん、あなたと縁もゆかりもない私がブーケ受け取っちゃってホントすみません。

でも嬉しい・・・!

新郎から「お前には幸せになってもらいたいわ」と声をかけられ涙ぐむ私。

実は学生時代に紹介で知り合って付き合った元彼(と言えるのか?)にヤリ捨てされた直後の幼なじみの結婚式でも見事ブーケを引き当てた私。

神様が「まぁ元気出せよ」と忖度してくれたのかもしれません。

とにかく、「神はまだ私を見捨てていない」と強く思った瞬間でした。

3ヶ月後、まさかの猫男から連絡が来た

そんなこんなで怒涛の三連休を超え、猫男からの連絡が来ない通常の生活に戻った私。

猫男のせいで猫オフ会のグループラインを抜けたと思われるとシャクなので、グループラインは非表示ながらも入ったまま放置していました。

ときたまオフ会へのお誘いはあったものの、忙しいということにしてスルー。

だって猫男が来たら気まずいし、何より「目的(恋人作り)を達成したら用無しになるような、女同士ですら自分のことを話したがらない不自然で浅い友人関係、気持ち悪くね?」と思ってしまったから。

当たり前ですが私からはもう猫男に連絡することはないし、向こうからも来ないけど、変にブロックするのも気にしているみたいで嫌だったので、非表示にしたまま放置していました。

ほんで、連絡って忘れた頃にやってくるもんですね。

3ヶ月ほどがたったある日、猫男から突然連絡が来たんです。

しかも長文で。

「トピちゃん久しぶり。元気にしてる? 僕はあんまり・・・」

から始まり、何やら猫の調子が悪いとのこと。

私の友人に動物病院勤めの子がいることを覚えていたようで、要は猫の健康相談に乗ってもらいたい様子。

あんなことがあったのによく連絡してこれたな・・・。

まだ私があんたに気があるとでも思ってんのかよ・・・。

ってか、この期に及んで私を利用しようとしているのか・・・。

女というものは強い生き物で、相手次第ではありますが、3ヶ月もすれば忘れるもんです。

猫男とは1.5ヶ月の浅い関係。

しかもオヤジ以外で唯一自分を怒鳴った最低野郎。

当然、既読スルーですよ。

「僕はあんまり」じゃねぇよ。

お前なんて一生不元気でいいわ。

ってか興味ねぇし!

ということで元気に既読スルーしました。

流石に察したのかその後連絡がくることはありませんでしたが、3ヶ月ぶりに猫男が連絡をくれたおかげで、振られた側から振った側にシフトチェンジできた気がして、胸がスッとしました。

男ってどうして自分を好きだった女はいつまでも自分を好きでいてくれると思うんですかね。

勘違いですよそれ!

ということで、猫男とのエピソードはここでおしまい。

ちょっと長くなってしまったのですが、お付き合いいただいた方、ありがとうございます。

私の婚活についての甘い考えを変えてくれたある意味「運命の男」とまで言ったので、次のブログでは猫男との出会いで私が何を学んだのかをまとめたいと思います。

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