こんにちは、トピ子です。
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
さて、前回で「猫男」とのデートも3回目。
どうやら猫男は関係性はハッキリさせたくないけど関係を持ちたいようです。
一方で私は、「私のことが好きっぽい見た目の可愛い年下男子」という甘い蜜に正常な判断力を失いつつも、まだ一応の理性は残している様子。
どうにかこの男をモノにできないか。
どうしたらこの男が私の彼氏(ゆくゆくは夫)になるのか。
もはや意地です。
ということで、今回から、白黒つけたくて仕方がない私の心のゼブラーマンが発動してしまった猫男宅での出来事についてお話しします。
(結局、猫男宅へ行ったんかい・・・)
冷静と情熱の間で白黒つけたい乙女心
結局、モヤモヤを残したまま初の昼デートを終わらせた私と猫男。
デート中、言葉の節々から「あれ、もしかして私のこと好きじゃないんじゃね?」と感じさせるので、バイバイしたあと、「もう連絡は来なくなるのでは?」と思いました。
婚活で出会う相手って、お互いに異性としての興味がなくなったら終わりじゃないですか。
共通の友達もいないし、仕事に障るわけでもなし。
好きでもない得体もしれない相手にわざわざ毎日連絡なんてして来ないと思うんですよね。
普通に考えてそう思っていました、
んが、スカイツリーデート後、それまでと変わらずマメにお礼LINEも毎日の朝晩LINEも来るのです。
こんなの恋愛偏差値低い女は勘違いしちゃいますよ。
もしかしたら次で告白しようと考えているのかもしれない。
2回目のデートでは先に「私のこと好きなの?」と迫ってしまったけど、男には男のタイミングってもんがあるのかもしれない。
久しぶりのロマンスを逃したくない一心で信じたい気持ちが半分、ここまで手をかけたんだから一発くらいやっとかないとというケチな男心なのではと疑う気持ちが半分。
彼と出会って早1ヶ月が過ぎ、もういい加減、白黒つけたい!
日に日にその気持ちが募っていきました。
今日こそ決めてやる!!
さて、そんな感じでモヤモヤしたまままた2週間ほどが経過しようとしていた金曜日。
私は勝負に出ることにしました。
出会ってから2週間で初デート、その2週間後に2回目のデート、その翌日にスカイツリーデート。
普通だったらそろそろ付き合い始める頃合いです。
(その“普通”が何なのかは、正直よくわかりませんが)
そんなとある金曜日。
「今日は猫男と飲みに行くぞ!」と約束もないのに朝から決めていました。
「他に女がいるんじゃ・・・」という既婚友人Yの言葉も引っかかっていましたので、急に声をかけてみて、対応してくれるかも試したかったんです。
「急な声がけに対応できない=女がいる」ではないけど、判断基準の一つになり得るのでは? と思っていました。
とにかく「今日、仕事終わりにお疲れLINEが来たら、飲みに誘うぞ!」と朝から決意を固め、一応何があってもいいようにと勝負下着を身に纏い、化粧道具や換えの下着をカバンにつめ、会社に向かいました。
どうしても今日飲みたい! 俺は今なんだよ!
そして夕方、まだ社内で仕事をしている私に猫男からいつもの定時連絡が来ました。
「お疲れ〜! やっと金曜日だね♪」
恋する女、パブロフの犬のごとし。
会社のデスクにもかかわらず、ニヤニヤが止まりません。
怪しいと思いながらも、彼への気持ちが高まり続ける32歳のアンバランスな乙女心。
トピ「お疲れ! こちらまだ仕事中! 今日はまっすぐ帰宅?」
猫男「そうだよ〜! 今帰りの電車!」
トピ「今日飲みたい気分なんだけど、行ける?」
猫男「行けなくはないけど・・・。もうすぐ家なんだよね。寝たいかも」
トピ「じゃあそっちの近くまで行くよ! 少しでいいし」
と、若干乗り気ではなさそうな猫男をなんとか彼の最寄り駅まで3駅のところに誘い出しました。
待ち合わせ場所に現れた猫男は、いったん家に帰ってから来たため私服でした。
よく覚えていないけど、とりあえずズボンは短め。
よくTwitterとかで叩かれている折り返しがチェックみたいな服を着ていました。
ややダサだけど、素材がいいから改良すればなんとかなりそう♪
と、ここでもまだ私は「何様だよ・・・」な脳内をしております。
とりあえず「坐・○民」くらいのランクの半個室居酒屋に入り、飲みスタートです。
バツイチだから私に相応しくないと思っていたのか!
猫男とは前回、前々回同様、仕事の話やら、猫オフ会のメンバーの話など、雑談を一通りしました。
「いい加減、会社名くらい教えてくれてもいいじゃん」
と聞いてもはぐらかす猫男。
「実は彼女いるとか?」
と聞くと即否定。
なんとなくピンと来て「もしやバツイチ?」と聞いたら「そう来たかぁ〜。うん、まぁそう・・・だねぇ」と。
したら、「え? バツイチだったの?? いつ離婚したの???」ってなるじゃん?
すると珍しく猫男が流暢に自分のことを話しはじめました。
「3年くらい前。もう向こうは再婚してて、子供もいるのに毎年年賀状送ってくる」
「向こうの浮気で離婚した」
「なんか家柄のいいお金持ちの子で、結婚の挨拶行った時から向こうの両親にボロカス言われた」
そして猫男はこう言った。
「トピちゃんもなんかいい家の子って感じするよね・・・」
これは余談ですけど、私はよく「親、金持ち?」と聞かれます。
父が言うには、うちは金持ちではありません(少し裕福な方だとは思うけど)。
お前はきちんと汗水垂らして働いて自分の食い扶持を稼ぐんだぞ? と言われて育っています。
さて、おめでたい私はこの猫男の「トピちゃんもなんかいい家の子って感じするよね・・・」を都合よく解釈してしまいました。
猫男くんには元嫁家のトラウマがあるから、育ちの良さそうな私とお付き合いをするのが怖いのね! と。
これまでの不可解な彼の行動(関係はハッキリさせたくないけど家に呼びたがる)理由はこれか! と。
まぁとにかくこの男の下半身は間違いなく私を求めているのだから、あと一押しだ!
とりあえずほろ酔いだったのもあり、黙って彼の目を見つめて見ました。
それを見て半笑いの猫男が一言。
「トピちゃん僕のこと好きなの?」
いや、普通に考えてわかるでしょ。
いちいち言わせんなよ野暮か・・・と思いつつも酒にも恋にも酔っている私は「うん、好き・・・」とあっさりゲロ。
それを聞いた猫男はニヤニヤ笑いながら「僕もトピちゃん好きだよ」と。
はい、好きだよいただきました!
若干有頂天になりつつ「じゃあ付き合う?」と肝心な部分は忘れない。
これぞ冷静と情熱の間で白黒つけたい乙女心。
しかし「それはもうちょっと考えさせてよ」とあっさり流す猫男。
くそっ・・・なんでだ!
多分、今日を逃したらもう会えない。その前に真実を知りたい
そんな攻防を繰り広げているうちに、またしても終電の時間に。
この時、なんとなく今日を逃したらもう猫男に会えなくなる気がしました。
恋は盲目モードといえど数多くの失恋を経ている私のこういう予感はよく当たります。
でも、たとえ今日でおしまいになったとしても、白黒つけないと納得ができない。
そんな考えを巡らせていたら、やはり「この後どうする? もう遅いしうち来る?」と半笑いの猫男。
これに対して、私はついに「行こっかな」と答えました。
どうせ来ないと思っていたであろう猫男は「えっ!? 本当にきてくれるの???」と嬉しそう。
それまで手も触れてこなかったくせに、道中ではしっかりと私の手を恋人繋ぎで握っておりました。
男と手を繋ぐのすら久しぶりだったので、ドキドキしたことだけは覚えています。
さて、この後二人はどうなってしまうのか?
続きは次回のブログにて。
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