こんにちは、トピ子です。
婚活をはじめて2ヶ月目にしてヤッベェ男(猫男)に夢中になり深く傷ついた私ですが、33歳の私には「もう婚活なんてしない!」とウジウジ落ち込む暇はなく、むしろ「絶対に幸せになってやるからな!」とやる気満々でした。
ということで友人に(いい歳して)合コン、紹介の依頼をかけまくっていたところ、大学の同期から「警察官との合コンとかどう?」とお誘いいただきました。
以前から警察官とか消防士とか自衛官とか、以前から制服&ムキムキ男子に興味があった私。
当然食いつきました。
途中でなぜか警察官との合コンではなく駐屯地で開催される自衛隊のお見合いパーティーに変更されましたが、警察官よりも自衛官の方がさらに興味があったので、ノリノリで参加。
だって、自衛官も前述した制服&ムキムキ男子だし、職場も男だらけで警察官よりも日常的に女に飢えてそう。
美的感覚バグってブスでも可愛く見えてそうだし、私みたいないい女が行ったらそれこそ入れ食いじゃね?
楽勝楽勝!
と、大変失礼極まりない偏見&勘違いのもと、初の本格的なお見合いパーティーに参加しました。
予習:自衛官との結婚について
この私にかかれば自衛隊の男なんて楽勝で落とせるだろうと踏んだ私、勘違いもいいところですが一応「自衛官との結婚」について、真面目に予習しました。
参考資料として『海自オタがうっかり「中の人」と結婚した件。』というエッセイ漫画を購入したり、ネットで調べたりしました。
このとき調べた「自衛官との結婚」については別記事でまとめるとして、当時の自分的に最重要だと思った3点のみ紹介します。
1.付き合ってから結婚が早い
ぶっちゃけ、結婚したい私にとってこれは激アツです。
今7月だから、カップリングしたら年内に結婚もありえる? と、全力でとらぬ狸の皮算用をしたことを覚えています。
私調べによると、やはり自衛官は付き合ってから結婚までが早い傾向にあるようで、結婚したい婚活女子にとってこれ以上ない条件ではないでしょうか。
しかも公務員だから安定しています。
2.転勤が多い
自衛官は転勤が多く、2〜3年で全国各地に飛ばされることが多々とのこと。
転勤族の娘として父親の転勤に振り回された私としては、これはちょっと嫌な案件。
あと5歳若ければ、夫の転勤に帯同していろんなところに住むのも楽しそう! と思えるのですが、30代にもなると仕事上、結構大事なポジションにいたりするので、簡単に辞めてついていくわけにはいきません。
現に、当時の自分は仕事をやめて専業主婦になるという選択肢は皆無でした。
なお、後でわかったことですが、2〜3年で転勤する自衛官は防大出のスーパーエリートで、確かに全国転勤があるけれども、長ければ8年くらい同じ任地にいたりするそうです。
人によるってことですね。
3.訓練などで不在がち&有事の際は家にいない
国防男子として定期的に訓練に出るため、不在にすることが結構あるようです。
また、当然ですが災害時など有事の際には出動しているため、家におりません。
このため、家を守れるようなしっかりした女性が自衛官の妻としては適しているようです。
なお、家を守ると言っても専業主婦になれということではなく、実際共働きの家庭も多いとのこと。
一人暮らし歴が長い私としては留守がちでも浮気さえしなければ良いかな・・・くらいだけど、子供ができたらまた話は別なのかな。
実家の近くに住まわせてくれるのであれば単身赴任でもかまわないけど、それは許されるものなのか。
上記の3点が気になりつつ、まだ誰からも選ばれていないのに自衛官に求婚されている前提で先走って考えを巡らせながら、期待と不安の入り混じる当日を迎えました。
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いざ、ふれあいパーティーへ!
私が参加した自衛隊の婚活パーティーは、「自衛隊ふれあいパーティー」と呼ばれる、いわゆる婚活パーティー、外部の業者がその開催を取り仕切っていました。
とりあえず司会を努めた(確か)エク○オの男性がイケメンだったことは覚えています。
埼玉にある陸上自衛隊の大宮駐屯地で開催され、参加女性は100人を越える大変人気のイベントのようでした。
駐屯地の入り口でふれあいパーティーの参加者であることを告げ、名前の確認後に基地の方々の誘導のもと、会場となる体育館に向かいました。
初めて入る自衛隊の駐屯地に内心ワクワクしたことを覚えています。
体育館に入ってからはすぐに受付をし、希望があれば貴重品以外の荷物を預けます。
自分的に胸熱だったのは、座って受付をしている男性も、奥で荷物の管理をしている男性も、みな迷彩服をまとった自衛官だったこと。
なかなかのイケメンもいて、これが私の未来の伴侶かもしれない・・・ムフフと胸を踊らせました。
(残念ながら彼らは参加男性ではありませんでした)
受付を済ませると、名前と年齢、趣味、タバコ、酒の有無、一言が書かれた参加男性のプロフィール表と、アルファベットを書いたメモ書きを渡されました。
会場を見るとアルファベットの書かれたテーブルが15卓ほど用意されており、パーティーの開始時には先ほど渡されたメモ書きのアルファベットのテーブルに自分は行くのでしょう。
パーティーの開始までは壁際に用意されたパイプ椅子に座り、友人と参加男性のプロフィール表にツッコミを入れつつ、ライバルである参加女性を観察しました。
参加女性は地味だけどエロそうな清楚系ビッチから、ギャル系まで様々。
年齢も20代から30代まで、ぱっと見おばさんだな〜と思うような女性はいませんでしたが、絶世の美女もおらず、きれいめだけど普通の女性が集まっていました。
自慢の美脚をアピールできるよう、勝負服のワンピースで挑んだ私。
年は30代と20代には勝てないけど、ビジュアル的には勝負できる!
負けてない! 負けてないぞ!! と秘めたる闘志を燃やし、パーティーの開始を待ちました。
壇上に集められし戦士たち
さて、司会者のイケメンスーツが会場である体育館の舞台に上がります。
「みなさま、本日は当社の主宰する自衛隊ふれあいパーティーにご参加いただき誠にありがとうございます!」
とりあえず拍手で応える参加女性と会場係の迷彩服自衛官(みんなやたら姿勢がいい)。
イケメンスーツが会の趣旨を説明し、とりあえず「いい出会いがあるといいね! みんな頑張って!!」的な定例挨拶。
その後、陸上自衛隊大宮駐屯地婦人の会、みたいな名前の(おそらく)奥様会の会長から挨拶が。
自衛官の任務の重要性を語ったうえで、「彼らが任務にまっとうできるのはそれを支える妻の内助の功あってのもの! 今日という日が素晴らしい人生の一歩となりますよう、お祈りいたしております!!」と、先ほどのイケメンスーツの薄っぺらい形式的な応援とは異なり、ものすごく力の入った激励の挨拶がありました。
一応予習をしたものの自衛官妻になる覚悟もなく、半分冷やかしで来てしまった自分、ちょっと引いたのを覚えています。
挨拶を終えた婦人会の会長に深々と頭を下げてスマイリーに挨拶をしたイケメンスーツは、次に参加女性たちにむけて「それではみなさん、参加男性に会場入りしていただくまで、舞台の上でお待ちください!」と参加女性を舞台の上に誘導しました。
「え・・・? 舞台の上に上がるの?? どーゆーこと???」と戸惑ったのを覚えています
参加女性が舞台に上がり終わるやいなや、おもむろに下げられし緞帳(どんちょう)。
何この演出・・・。外どうなってんの?
真面目なTHE婚活パーティーに参加するの初めてだから、何が始まるのか全くわからん・・・。
不安と期待が入り混じり、とりあえず準備が整うのを大人しく待ちました。
自分は選ぶ側であるとともに選んでいただく立場だった
しばらく待っていたら、司会のイケメンスーツが戻ってきて、準備が完了したことを我々に告げました。
やたらハイテンションなイケメンスーツの会の開催に伴うスピーチのあと、「いざ、ご開帳対面〜!!」のセリフとともに緞帳が上がりました。
舞台の外に見えたもの、それは拍手で我々を迎える参加男性。
もちろん全員自衛官、やたら姿勢がいい教科書通りの拍手。
参加男性は舞台を右側の開いたところとしたコの字型に並んで、全員舞台上の参加女性を見ながらお行儀よく拍手をしていました。
こ・・・怖い!
あまりにも婚活パーティーっぽすぎて、初心者の私には怖い!!
「参加女性みなさまは、1列に並んで参加男性の前を1周してから、事前に配られたアルファベットのテーブルに移動してください!」とイケメンスーツ。
この「参加男性の前を歩いて1周」というのがとにかく恥ずかしい!
笑顔で拍手の男性自衛官の前を目を合わせることができずにモジモジゆっくり歩く私。
何かに似てるなこの風景・・・。
競り・・・? 競りだわ・・・!
私は競りにかけられた牛・・・!!
そう思ったのを覚えています。
自分は選ぶ側だと思っていたけれども、自分もまた選ばれる側だということを初めて自覚した瞬間であります。
さて、この後どうなってしまうのか。
パーティーで収穫はあったのか。
読み通り、自衛官は簡単に落とせたのか??
ちょっと長くなってしまったので、続きは次回にて。
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